ブログ~多様性の小径~


何もしない春の1日-2014年の誕生日に寄せて

2014年4月11日(金)、昨日は、何十何回目かの誕生日だった。
大学の新学期で忙しいこともあり、特別なことはしなかった。

FACE BOOKで、お祝いのメッセージをたくさんいただいた。
この年になっても、それは、うれしいものである。

今日は晴天の土曜日、あえて何もしない1日にした。
(それでも、青空のもと、布団を干し、シーツ類を洗い、軽い午睡を楽しんだ。)

2008年度から湘南工科大学に、
2010年度からはフェリス女学院大学にもと、
ここ数年は、毎年、忙しい新年度を迎えている。  

並行して、Be-Winds主宰のバングラデシュへのスタディーツアー
「心がいっぱいに!」も、8月と2月の年に2回開催し、この3月で5回を数えた。  

そして、2014年3月13日は、約1年の準備期間を経て、
NGOAPEXのバングラデシュでのプロジェクトの立ち上げとなる、
排水処理適正技術に関わる国際セミナーも、首都ダッカで開催した。

毎年GWの前半に開催している、
郷里である長野県飯田市の山村と都市との交流プログラム 「南信州フォーラム」も6回目を予定している。    

疾走する日々。  

そして、寝ても覚めても、バングラデシュへの想いはつのり、
ありがたいことに、年々、彼の地との絆は深まるばかりだ。  

また、なんといっても学生との関わりは楽しいし、教育という生業は私の生に合っていると思う。
毎日が充実している。(が、綱渡りの日々でもある。)

いつも、仕事の優先順位を考えているし、最近は、予定していた用事を間引くこともある。  

昨年夏は、帯状疱疹とインフルエンザにも罹った。
よくやるな、と自分でも思っていた時だったので、ガクンときた。
でも、大病ではなく、幸いにも、それは、身体からのSOSだったのだ。    

今年は、「欲張らない」をモットーに精進して行きたいと思う。    

そして、照準をバングラデシュに合わせると、決心した。  

世の中、気になることはある。日本の未来も懸念事項がいっぱいだ。
しかし、私の体は1つしかない。  

昨年末に、生態人類学の師、 京都大学名誉教授・掛谷誠先生を若くして亡くしたことも、
私の人生には大きい出来事となった。  

喪失してこそ、気づくことがある。 一生涯、フィールドワーカーとして生きよう、と心したのである。

津軽のおばちゃんは待っていてくれるであろうか?
青森県津軽富士・岩木山のフィールドワークは、なんとしてもまとめねばならない。
『野のカウンセラーに生きる-津軽巫者の世界』を書く予定だ。  

そして、2014年9月は、
「水・大地・人に彩られた国・バングラデシュの豊かさを知る」というツアーを行う。  

そこでも、新たな発見があるだろう。 「現場主義」も私にとって大事な軸だ。堅持していきたい。  

ここしばらく本当に忙しかったので、考える時間がなかったが、
足元を見つめ、進んでいきたいと、改めて思うのである。  

皆さんからの叱咤激励を助けに、やって行きたい。
よろしくお願いいたします。


バングラデシュ国 ジョソール県サティアントラ村 TUHIN家のエリンとアティシャ嬢と


大学での教育や共育ファシリテーターとして思ったことなど、日々の思索をつづっていきます。 価値の多様性を尊重し、さまざまな意見に出会いたいとも思っています。 お感じになったことは是非コメントをお寄せください。よろしくお願いします。

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