ブログ~多様性の小径~


人生の棚卸し?!

人生の棚卸(たなおろし)。

個人のWEB制作のプロセスで、こんなことが起こるとは思ってもいませんでした。
でも、始まったのです。

WEB制作は、1月から着想し、実際の打ち合わせは4月末から始まりました。
誘ってくれたのは、Be-Nature schoolの2009年度ファシリテーション応用講座の同期生の「きくあつ」。
そして、制作者は、Zukkyこと、Qooma代表の鈴木啓太氏。

実際の制作に入る前のWEBデザイン(意匠そのものではなく、コンセプトのデザイン)では、
打ち合わせをワークショップ形式で行いました。

「問い」があって、ポストイット(ふせん)があって、3人で「ふりかえる」という感じです。

そこで、出てきたのが、私の強みである「現場主義!!!」

イッシュウに応じて、10代の頃から今まで、常に“現場”に居た自分を再発見しました。

10代は、都立立川高校の生物部員として、高尾山と多摩川を中心に、環境調査をしていました。
ムササビとプランクトンの世界です。水俣病の認定問題が全国的に有名になった頃です。
卒論では、国立科学博物館の金井先生に師事し、関東のブナ林を歩き、落枝と森の更新について考察しました。

20代、大学院では、植物学から環境科学へ、つまり、人へ関心を移します。
KJ法の川喜田二郎先生の実習指導で、茨城県霞ヶ浦と岩手県岩泉町に通いました。
そして修士論文のためのフィールドワークでは、青森県津軽地方・岩木山について生態人類学的調査を行いました。
農村コミュニティの女性達がどのように霊峰・岩木山を利用しているのかを解明し、人と自然との関係が、狭い意味での汚染物質・何ppmというのではなく、広い意味でのヒトの生業や人生に深く関わっていることを浮き彫りにしたのです。山と信仰との関わりから、自然を、物質環境ではなく「情報環境」として論じました。

30代は、高校教員から、一気に、国際協力NGOの駐在員へ転身。
地域開発の専門員としてカンボジアの難民支援と農村開発に携わりました。
ちょうど、ベルリンの壁が崩壊し東西冷戦が終わった後の出来事です。

40代は、バングラデシュへ。
国際協力NGO、(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会の掲げる「援助から共生へ」というスローガンに共鳴し、小・中学校の「総合的学習の時間」の授業で使えるワークショップ教材を開発しました。
(「ソフィアさんちの家族マップーバングラデシュの農村の暮らしを知る」など)

そして、今は、教育人間学の立場から、
ワークショップによる「やさしい社会変革(パラダイム・シフト)」を希求しながら、
参加型体験学習と人間形成という教育学のテーマに取り組んでいきます。

フィールドは、日本とバングラデシュです。

そして、3.11以後の社会貢献活動としては、「フクシマ」に関わっていく予定です。

それにしても、なんとまあ、ジグザグな人生でしょうか。

WEB用のプロフィールを書き始めたら、終わらない、終わらない。
箇条書きでもA4判3ページを軽く越してしまいました。
これでは、読む方はたまりません。

ただ、一貫しているのは、常にフィールドワーカーであるということ。

どうして教員を辞めてカンボジアに飛んで行ってしまったのか、

バングラデシュの魅力って何?

植物学・生態人類学を習ったのに、なぜ今は教育学なの?などについては、

おいおい書いていきたいと思います。ご期待ください。

ここまで長い文章につきあって下さり、ありがとうございます。
そして、どうぞ、今後ともよろしくお願いします。

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そして、何かお話ししたくなったら、気軽に直接ご連絡ください。お待ちしています。

 

コメント(閉鎖中) (4)

  • taka 11-09-22 (木) 19:03

    現場主義って素敵ですね♪

  • AZUU 11-09-22 (木) 22:42

    そう、「素敵」って、ありがとうございます。

    ”現場主義”であるためには、フットワーク軽く、
    そして、いつもアンテナを張っておく必要があります。

    フィールドワーカーなら、そうありたいものです。幾つになっても。

  • あっちゃん 11-11-02 (水) 23:17

    写真がきれいですね。色も表情も和みます。今までの歩みを振り返ると、自分のその頃のことも思い出して、懐かしく感じました。私の働く場でも、KJ法はたびたび役立っています。ファシリテーターという言葉は国語の教科書に載るようになりました。総合の学習は、縮小しましたが、各教科の中で、総合的な学習が確実に生きています。アドの強い思いが伝わります。これからも発信してください。寒くなりました。お体を大切にね。

  • AZUU 11-11-03 (木) 0:13

    あっちゃん、素敵なコメントありがとうございます。

    ファシリテーターが、国語の教科書に載ったとは、感慨深いものを感じます。

    これからも、たくさんの友達を財産に大切にしながら、”世界”のイッシューと関わって行こうと思

    いますので、よろしくお願いします。

大学での教育や共育ファシリテーターとして思ったことなど、日々の思索をつづっていきます。 価値の多様性を尊重し、さまざまな意見に出会いたいとも思っています。 お感じになったことは是非コメントをお寄せください。よろしくお願いします。

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